ボタンフライの穴かがり修理(開け直しver.)
※現在は手縫いでの修理が基本スタイルになっております。このようなアプローチもありますので、ご参考いただければと思います。
今回はボタンフライの穴かがりを埋め直して、再度開け直して修理です。
ボタンホールがこのような状態になっております。横糸が外れ、破れてるのと遜色ない状態です。
これでは手かがりの修理も難しいので一度埋めて再度穴かがりします。
持ち出しを開いて、生地を埋め直すと・・・・
こんな感じ。こちらはUKリーバイスですが、ちょうどそのはぎれを持っていたのでしっかり馴染みました。
印を付けて、これを穴屋さんにもっていきます。
・・・・穴屋さん。今時、初耳の方もいるかと思いますが、穴かがりをしてくれるお店です。
水戸にも老舗の穴屋さんがあるんですが、ただ「通常の鳩目穴かがり」になってしまいます。
穴かがりにもいくつか種類がありまして、デニム製品に使われているのはもっぱら左の「流れ鳩目」になります。ただこちらは遠方での依頼になりますので、送料が乗り、やや高いです。
これに別途工賃がはいると、穴修理に4、5千円かかってしまいます。
近くの穴屋さんでは右の通常の鳩目穴になりますので、ちょっと仕様が異なりますが、そのかわり安く抑える事ができます。
で組み直して完成はこのような感じになりました。細部までしっかりこだわる場合は流れ鳩目の方が良いですね。
以上となりました。今回は2,600円となりました。ご相談いただきありがとうございます。
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