A-9フライトトラウザーズのポケットに袋布をつけて街着にする

お客様のお預かりもあるなか、私物の修理で申し訳ございません。前回の休みを利用いたしました。

以前より所持しておりましたA-9フライトトラウザーズ。こちらは幻のB-10とセットアップのパンツになりまして、これもやはり球数が少ない物になります。

それ故改造してしまうのもどうかと思っておりましたが、ジャストレングスという事もありやっぱり普段着たいとの欲求が高まってしまい改造に踏み切りました。


この手のパンツは重ね着が前提になっており、ポケットが貫通になってしまっておりますのでスースーします。かといって重ね着をすると暑すぎますし。なにせ重ね着出来るサイズにするとレングスが長すぎて履けません。


そのためジャストレングスで正解だったなと今となっては思います。



で、まずポケットの前に、他にもいくつか改造したポイントがあります。


まずは裾に穴が空いてしまっていたので塞ぎました。

こちらはもちろん裏地非貫通でぬっております。



次に裾ポケットに入っている芯を抜きました。これを入れとくと表地を突き破りそうな感じでしたのでぬきました。

そしてウエストにベルトループを取り付けました。ウエストがジャストなのでサスペンダーを使う事はないので、ベルト仕様にいたしました。


因みにベルトループに使用した生地はジャンクのa2デッキのハギレを使用しました。
染色と織りが似ています。


以上3箇所も合わせて改造しまして、本題のポケットに戻ります。

ネップのあるツイル地とオリーブの綿糸で組み立てていきます。

まずは袋布をつくります。



そして取り付けをしていきます。まずライナーからですね。
中々ミリタリーっぽい雰囲気になっている気がします。



そして、表地と合体していきます。これで完成になりますので、それほど複雑な作業ではありません。


で改造は以上になりまして、最後に一応着てみるました。ジャストサイズだと以外にスッキリしたシルエットだという事に気づきます。


同様のお悩みの方が果たしているのか分かりませんが、「あ!コレコレ」とシンパシーを感じた方はどうぞご相談下さい。

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