ジーンズの前身頃の全体補強

今回は前身頃の全体補強を行いました。芯張り・補強・穴埋めの3レイヤーで多量のステッチをいれました。


表からのビフォーアフターはこんな感じです。


穴自体はさほど大きくないのですが、広範囲で生地はやせてしまっており、着用が難しい状態になっております。



反対側は穴はあいてないのですが、ひっくりかえすとこんな感じです。広範囲で横糸がみえてしまっておりますので、こちらも着用は難しい状態です。



そのため、補強の範囲はこのような感じになりました。膝からももにかけて全てになります。



3レイヤーと読んでる所以は、芯張り、キズ補強、穴埋めの3層構造でステッチをかけているので3レイヤーステッチと呼んでおります。



これが表からのアップになります。これだけのステッチ量でも目立たないところがこの縫い方のいいところかと思います。

ちなみに綿糸を使用していので硬さはありません。同様の修理方法で4ヶ月ヘビロテしてるジーンズがありますので、店頭で触って確かめていただくことも可能です。



以上となりました。今回は脇がダブルステッチだったということもあり、ちょっと割増で脇ほどき込で合計1万円となりました。この度もご相談いただきましてありがとうございます。


MASIZIN(マシジン)|ジーンズリペアやリブ交換、厚物縫製が得意な洋服お直し屋です。

茨城県水戸市の末広町で洋服の直しを行っております。チェーンステッチ裾上げ出来ます。

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