ラムレザーライダースの袖詰め

今回は柔らかいラムレザーのライダースの袖詰めをしました。4cm詰めております。今回は工程もざっくりご紹介します。




まずは袖口を解体します。そして全てのパーツから詰め分の4cmをカットいたします。




裁断後の様子。ファスナーも上止を付け直し、4cmカットいたします。



そして不織芯を袖口に貼っていきます。ラムレザーなので張り忘れると袖口がビロビロになります。



そしてここが非常に大事。袖脇の「幅出し」をしっかり行っていきます。これは何かといいますと.........



以下の通りです。切ってそのまま上げると折り代(通称ヘム代)の脇が不足して、表地がひきつれてしまうんですね。革の場合は特に慎重に幅出しをします。




ただそうすると幅出しした箇所が穴になってしまうので一応縫っておきます。そうするとなにか意味ありげなディテールに見えます笑。




そして裏地も縫い合わせて完成です。



今回は穴の外れはほぼありませんでした。正直これに関しては生地や縫い条件で変わります。いずれにしても最善は尽くすようにしております。




以上となりました。今回は10,000円+税となりました。この度もご相談いただきましてありがとうございます。

MASIZIN(マシジン)|ジーンズリペアやリブ交換、厚物縫製が得意な洋服お直し屋です。

茨城県水戸市の末広町で洋服の直しを行っております。チェーンステッチ裾上げ出来ます。

0コメント

  • 1000 / 1000