Tポンチョの制作
※冒頭より申し訳ございません。現在は幸いな事に洋服修理の依頼を多数いただいておりまして、期間を必要とする制作は休止させていただいております。洋服に対する考え方をお伝えできればと思いまして、ブログを掲載させていただきました。何卒ご理解の程いただければ幸いです。
今回はTシャツのようなポンチョの制作です。いくつかこだわった点がありましたのでご紹介させていただければと思います。
1つ目のポイントは「衿リブ」です。12月に季節外れな投稿をしている原因は、衿をリブで始末する方法で悩んだだめ時間がかかった事が1番の原因です。Tシャツの衿は特殊なミシンで縫われてる事が多く、縫製に悩んでおりました。一応お客様には納期に余裕を頂いてはおりましたが、この度はお時間を頂戴してしまい、誠に申し訳ありませんでした。
ちなみに裾はカバーステッチです。あくまで「Tシャツ」なので、ディテールはぬかりなくこだわっていきます。
2つめが肩の湾曲です。ポンチョは一般的には長方形や円形のパターンが多いかと思いますが、こちらは人間の腕に沿って前方向にカーブしております。立体裁断ですね。なので、腕を上げても下ろしても、キレイに生地がついてくるんですね。
3つ目は腕を上げたときにキレイに背中に面ができる事です。お客様はバックプリントの考えているとの事で。腕を上げたときにプリントがキレイに見えるような配慮が必要でした。これは肩縫い目を前に曲げた事で一緒に解決しております。
以上の3点がポイントとなりました。お客様にも満足していただけまして、誠に喜ばしい限りです、
ちなみに他の角度の写真はこんな感じです。
以上となりました。この度はご相談いただきましてありがとうございます。
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