30s?ペインターのリベットを外さずに極力修理
今回は30s?のペインターのリペアになります。バックポケットとフロントポケット、どちらもリペットを取らないとかなり厳しい場所ですが、なんとかかんとかリベットを取らずに修理しました。
その分犠牲にした事もあります。気になる方は是非最後までご覧ください。
まずかろうじてつながってる生地を切って完全に離しました。しっかり生地が抜けてしまっています。
ここの穴を埋める訳ですが、50sのカバーオールの生地をあて布に使います。見た目はかなり近いです。
こんな感じでたたきました。裏から見ますと、、、
こんな感じです。今回デニムをあてているのは穴埋め以外にも理由があります。それは後ほど、、、
そして再度縫い付けていきます。
「あれ?リベットがついてる、、、」いえ。リベットは外せませんので乗っかているだけになります。横から見ますと、、、
こんな感じになっております。この様にイミテーションな感じになってしまいましたが、こんなオーラのあるリベットの代替品はありませんので、これが個人的に最善手だと思っております。
しかしお気付きの方もいるかもしれませんが、これでは強度が全然無いですよね。
今回は綿糸でぬっておりますし。これで財布をいれて引っかけたらまたバルバルっとステッチが切れるでしょう。なので、、、
この上端の空きスペースに閂を叩き込みました。もちろん綿糸でございます。これでかなりの強度が確保されております。
今回穴埋めにデニムを使ったのも、閂の芯にするためだったのです。
あとはフロントポケットも破れておりましたので、
修理いたしました。こちらも一度開いてからたたき補強しております。リベットがあって非常にやりづらいですが、なんとかなりました。
以上となりました。今回条件が良かった事もあってリベットを外さずにいけましたが、やはりどうにもならない時もあります。
同様のケースでお悩みの方はどうぞご相談ください。
この度もご相談いただきまして誠にありがとうございます。
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