MA-1の衿・胴・袖リブ交換
連日のMA-1の投稿で恐れ入ります。ありがたい事にMA-1のリブ交換に関するお問い合わせをよく頂いておりまして、この度もリブ交換を行いましたのでご紹介させていただきます。
今回はブランドの物になりますが、カッコいいMA-1ですね。ファスナーの感じも最高ですが、生地はナイロンツイル、裏地は綿のような感触で、中綿はシンサレート。たまりません。
お預かりしたらまずは発注するリブ選びです。元々ついているリブは薄いグレーですが、この色のリブはご用意がありませんので、近いところで米軍実物のリブを選択させていただきました。
少し濃くなってしまいますが、同じグレー系にはなります。
まずは衿のリブがら付けていきますが、MA-1の衿リブは、縫い代が思っきりカットされててまあ縫いづらいです。この辺が料金に反映されております。
で、とりあえず衿リブが付きました。この形、なんだかあらためて見るとフカヒレに見えますね。。。
次に袖リブを付けていきますが、袖も多分にもれず縫い代が少ないです。以外とコツが必要なところです。
そして最後に胴リブですね。「よーし!つけるぞー!」と思ってリブを出してみると、生地の目が思っきりねじれてます。今回は米軍の本物のリブを使用してますが、こういうのを見かけると「アメリカは荒いな」と思います笑
生地の目が曲がっててもリブであれば大丈夫なのかもしれませんが、不具合が起きると怖いので直します。繊維に沿って線を引いて、、、
折り直しました。やっぱめっちゃズレとる笑
このあとここから腰リブ分を裁断いたしました。
そして腰リブを取り付けて、すべて完了となりました。
あらためてマネキンに着せてみた写真ですが、前を開けてもまあカッコいいです。ハの字に逃げる裾とファスナーのバランス感が最高です。
サイドシルエット。前下がりの裾から後ろにキュッと持ち上がる感じがたまりません。
。。。お客様の物にも関わらず好き放題言ってしまいまして申し訳ありませんm(_ _;)m
最後に各アングルのビフォーアフター形式でご紹介させていただきます。
以上となりました。今回は付け替え工賃12,000円+税とリブ代3,800円+税となりました。この度もご相談いただきまして誠にありがとうございます。
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