肩幅不足で破れたジャケットに、アクションプリーツを追加して修理
今回は、肩幅の運動量不足で袖ぐりが破れてしまっております。
そのため破れだけ修理しても、また破れる可能性がありますので、アクションプリーツで運動量を追加しつつ、破れを取り除きました。
こちらのジャケットは体に対して垂直に近い角度で袖がついております。赤い点線のラインに袖位置を修正したいですが、肩あても分量が不足しておりますし、難しいですね。
そのため今回はプリーツという選択をしました。これであればデザインも損ないませんし、背肩幅の分量も半身で2.5cm確保できます
因みにですが、プリーツが開きっぱなしにならないようにゴムベルトを仕込んでおります。
そのゴムはカバーの中に通して隠します。
また、このジャケットは脇の縫製がタコ巻き縫いでした。こんな感じの巻き込まれている縫い方です。丁寧に縫う事でおおよそ縫い戻す事は可能です。
因みに生地ですが、都内で研修があった時に見繕いました。
コーティングされたブロードのような生地で、深いパープルグレー。そうそうありませんので、何店舗か周り近い色の生地を探しております。
この辺も仕入れ作業も工賃には含まれております。
ただやはり、結果的に切り替えのようなってしまうにしても、なるべく近い生地の方が良いかとは思います。ここで思い切って違う色の生地を使うと落ち着きがなくなってしまうかと思います。
価格は13,000+税となりました。この度はご相談いただきまして誠にありがとうございます。
0コメント