ベルトループちぎれ修理
今回は以外とご依頼の多いベルトループの修理に関してです。
ちぎれちゃうと諦めて交換される方もいるかと思いますが、結構直ります。
やっぱりオリジナルのループが一番雰囲気がいいので、このちぎれ修理はおすすめです。
今回は工程もご紹介。まずはループを外します。
そして解いて一枚の布に戻します。
これをつなぎ合わせますが、ちぎれた箇所を若干重ねてつなぐので、3mm前後オリジナルよりも短くなる可能性があります。普段ごついベルトを着用していてループがギチギチの場合はご相談ください。極力短くならないように修理いたします。
そしてこれをプレスして折り直します。ベルトループっぽくなってきましたね。
そしてステッチを入れ直します。これであとは取り付けるだけです。
閂ミシンで取り付けて完成です。
裏面のカバーステッチもピンピンに直りますので、今後の使用も安心です。
ベルトループのステッチには糸を3本使いますが、糸の組み合わせは自在ですので、こちらのようなレインボーステッチももちろん大丈夫です。
例えばビンテージで、表のステッチは綿糸、裏をコア糸にして耐久性をあげるなんて事も可能です。
ベルトのスレによるダメージの場合は、以下のようにカバーステッチが切れてきてしまうと思いますが、こうなるとどんどん生地が減っていってしまうので、ちぎれる前に事前にステッチを入れ直してしまうことは有効です。
いかがでしたでしょうか。ベルトループはちぎれても直りますが、ほんのちょっと短くなってしまうので、できればちぎれる前に手を打つ事が得策です。
肝心の料金ですが、こちらの分解補強修理の場合、
1本目1,500円+税
2本目以降1,000円+税
ステッチのみ入れ直しの場合、
1本免1,000円+税
2本目以降500円+税
となります。
この修理はミシンを3台も使いますので、セット手間賃で1本目だけ高いです。
あと大変恐れ入りますが、以下の場合は現状上記の修理が難しいです。
・16オンス以上のジーンズ
・極太ステッチ
・ステッチ幅が7mm以上
こちらの場合も手段が無いわけではありませんので、ご相談いただければと思います。
ベルトループでお悩みの際はどうぞご相談ください。
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