フランス軍M64パンツに後ろポケットを付ける
今回はフランス軍のM64パンツに後ろポケットを取り付けいたしました。
こちらのM64パンツは、各国の軍パンの中でもテーパードの効いた端正なシルエットでメチャカッコいいです。しかし、、、
後ろポケットが無いんですね。ここはメンズには痛い仕様です。
そのため今回はお客様よりポケットを取り付けてほしいというご依頼を頂きました。
ポケットを取り付ける位置はマネキンに着せて決めていきます。こうすると全体のバランスを見ながら位置決めできます。
おおまかな作業工程もご紹介。まずは型紙を裁断します。生地は軍モノのハギレがあったのでそれを使用しました。
長方形の布(口布)を縫いつけて「玉縁」を作り、
口布を裏布に縫い付けます。
袋布を縫い付けて縫い返して、
周囲にステッチをかけます。
あとは上端に腰帯をかぶせてステッチをかけ、
玉縁に閂を打ち込んで完成です。
袋縫い仕立てなのでめくってもキレイです。
着画はこんな感じですね。
と、ざっと工程も紹介させていただきましたが、細かい工程も多くやや時間のかかる作業です。そのため金額は4,000+税となります。
ポケット代わりにサコッシュやポーチを買うのも良いですが、その分ポケットを作ってしまうというのも一つの手かと思います。
今のところ「ダメだ!これにはポケットは付かない!」という事は無かったので、お困りの際はぜひご相談ください。
この度もご相談いただきまして誠にありがとうございます。
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